アメリカ英語とイギリス英語どっちを覚えたらいい？

Question

まだ英語を学びはじめたばかりですが、イギリス英語かアメリカ英語どちらを覚えるのが良いのかわかりません。 アメリカ映画はよく見たりするのですが、簡単にアメリカ英語を学ぶと決めても良いのでしょうか？

竹村 和浩 · Accepted Answer

日本で英語を学ぶ場合には、アメリカ英語が学校英語でも基本とされていることもあり、アメリカ英語でも特に問題はありませんが、ビジネスで英語を使う場合には、イギリス英語をお勧めします。

ただし、一口にイギリス英語と言っても正確には、RP：Received Pronuncitation（容認発音）と呼ばれる、いわゆる「クイーンズ・イングリッシュ」がとても重要と言われています。

このRPは、実はイギリス人だからといってすべての人が話せる発音ではありません。

本当のイギリス英語は、このRPのことを指していいます。これは王室や、オックスフォードやケンブリッジ大学を卒業した人が習得している上流階級の英語を指しています。

例えアメリカ英語から入ったとしても、問題は基本ありませんが、出来れば、英語の子音のTとDに関しては、アメリカ英語に特徴的な、L化（エルか）したT、Dではなく、舌先をきちんと破裂させる、イギリス英語の発音にしておくと良いでしょう。
これについては、イエール大学大学院教授の書いた「日本人が知らないワンランク上のビジネス英語術ーイエール大学30講」という本の２６章に、「教育レベルを測るリトマス試験紙」という章があり、その中で説明されています。

イギリス英語の特徴はアメリカ英語の様に、TやDをちゃんと破裂させずにLのようにL化して発音することが多くほとんどのアメリカ人はL化したTとDで発音していますが、アメリカでもきちんと教育を受けた人は、TとDをイギリス人のように破裂させて発音するという特徴があります。ですので、アメリカ英語で話していても、ことTとDに関しては破裂させると「教育レベルが高い」という好印象につながるというわけです。

それが、ビジネスで話すなら、どちらかと言えばイギリス英語をお勧めする理由です。

上田 哲也 · Answer

基本的には、ご自身に馴染みのある英語からスタートするのが良いと思います！もしアメリカ映画をよく観るということでしたら、是非アメリカ英語から挑戦してみてください。
 
「アメリカ英語とイギリス英語のどちらを学べば良いですか？」という質問を本当にたくさんいただくのですが、基本的にどちらも「英語」であることに変わりないので、ご心配いただかなくても大丈夫です。
 
仮にアメリカ英語を学んでいたとしても、十分にイギリス英語を理解することもできますし、その逆も然りです。もし、イギリス英語を話したり書いたりすることが必要になったとしても、発音（Rの発音など）の違いや、スペルのルール（”-ize” が ”-ise” になったり、語尾の ”l” が ”ll” になったりします）を学ぶことで、十分に対応することができます。

Yukiコーチ · Answer

ご質問ありがとうございます。質問者様は、普段アメリカとイギリス、どちらの方々と触れあることが多いでしょうか？

日本では、アメリカなのかイギリスなのか、議論されることが多いですが、世界では意外とオーストラリアだったりニュージーランドだったり英語圏はたくさんあります。私たちの母国は嫌でも日本語。英語は外国語です。

もし普段アメリカ人と触れあうことが多いのであればアメリカ英語を学ぶ機会に溢れていると思いますし、もしイギリスにお住まいであればイギリス英語に慣れ親しむことになると思います。
普段どちらに触れることが多いのか、もしくはどちらの方がよりしっくりくるのか、という単純な動機で決めてしまって大丈夫かと思います。

英語を第二言語として話しているだけで私たちは素晴らしいです！！！誇りを持って話していきましょう！！

Motohiroコーチ · Answer

これについては、端的にいうと「完全に個人の嗜好」だと思います。自分がどういった英語を話せるようになりたいか、これに尽きます。

例えば、今から日本語を勉強しようとする外国人が関西弁と津軽弁、どちらの訛りがいいかな、と選ぶ感覚と同じかもしれません。これは第二言語として後天的に語学を習得する側の完全な利点だと思いますが、自分が話せるようになりたい英語を選択的に学習していくことが可能ということですね。

ただ、日本国内でも県民性が大きく違うように、英語圏においてもそれぞれの国民性が全く違います。そしてその国民性や文化の違いによって、結果として同じ言語ではあれど、話される英語も大きく変わってきます。例えばアメリカ人が話す英語は極端に言うとダイレクトで大袈裟だけれどもイギリス人が話す英語は回りくどく控えめ、そういった傾向がそれぞれの国や地域によって同じ英語でも変わってくるんですね。

なので、例えばアメリカ英語を教材として学習していくと、学んでいく英語の表現や文化から、結果的にとてもオープンでダイレクトな英語を話すようになっていくかもしれません。これは完全にどういった英語を話したいか、むしろ、どういった人間として自分を表現したいか／周りから見られたいか、によって変わってくることだと思います。

もちろんそれぞれの国にも様々な人がいるので一概に一般論化はできませんが、ある程度の傾向として、そういった点を頭の片隅に置いて自分が話したい英語を選択していくのが良いのではないかと思います。

とはいえ、アメリカ英語、イギリス英語に関わらず、英語の訛りなどを習得していく上では、映画俳優やラジオDJなど、もし自分の中でとても親近感の湧く英語話者がいるのであれば、その人の英語を徹底的に真似して発音やイントネーション、話し方や口癖までを習得していく、ということが一番いい選択なのではないかなと思っています。

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【質問の背景】

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