フランス人の英語の訛りが聞き取れない

Question

同僚にフランス人がいます。基本的には英語での会話なのですが、訛りが強いこともあり中々聞き取ることができません。 訛りのあるフランス人の英語をスムーズに聞き取る方法はありますか？

Monicoコーチ · Accepted Answer

聞き取りにくいのは、単純に慣れていないからです。なので、まずはフランス人の英語に馴染みを付けることが大切です。といっても、そんなに多くのフランス人の英語を聴く機会はないので、まずは特徴を知り、知ることから馴染みを付けていきましょう。
フランス人の英語の特徴は下記のようなものがあります。
・ｒが英語の舌を奥に引っ込める感じではなく、うがいするときのような喉を震わせる音になる
・「æ（いわゆるアとエの間の音）」や「ɑ:」も単純に「a」に変化します。そのため、heartとhatがほとんど同じに聞こえてしまいます（heartを伸ばさないので）。
・enの音は、「オン」に変化することがある
・ｈの音を発音しない（hungryがangryに聞こえたりする）

結構フランス英語は特徴的ですが、まずはこのように変化するということを知っておくことと、あとは音声を聞いて馴染みを付けるのがいいでしょう。最近人気のアメリカドラマ「Emily in Paris」ではフランス人の英語が多数出てくるし、話も面白いのでお勧めです。

河野 太一 · Answer

フランス訛りに限らず、訛りのある英語を聞き取るためには、まずアメリカ発音かイギリス発音をしっかり学習すること、というのが私の持論です。

そもそも「訛りのある英語が苦手」といっても、「では標準的発音だったら聞き取れるのか？」という問題があります。何をもって「標準的発音」とするかという議論はありますが、それは一旦置いておくとしても、とりあえずはメジャーな英語の発音が聞き取れることが前提になります。それができてこそ「独特の特徴がある発音」の聞き取りもできるのです。

そのためには発音（英語音声学）をしっかり学び、発音練習やシャドウイングなどの訓練を行うことです。アメリカ発音でもイギリス発音でもよいので、どちらかを優先して学習し、ある程度習熟したらもう片方も学ぶとよいでしょう。

そのように「標準的英語発音」に習熟するだけで、訛りのある英語もそれなりに聞き取れるようになるものです。目標としてはTOEICで少なくとも800点、できれば900点以上、あるいはそれに匹敵する力を目指すとよいでしょう。

それが達成できたら、次はターゲットとなる訛りのある英語を集中して聞くとよいでしょう。今はYouTubeなどで探せば大抵のものは出てくるのではないでしょうか。数多く聞く必要はありませんが、いくつかのものを繰り返し聞くとよいです。50～100回を目指すとよいでしょう。

なお、英語のリスニング力とは音声の把握力だけではありません。文法力や語彙力も必要です。訛りのある英語を話している人も、よく聞いてみると語彙や文法に関しては高度なものを正確に使っていたりするケースも多いです。自分の英語力を総合的に上げていくことが、一番の対策となるでしょう。

フランス人の英語の訛りが聞き取れない

【質問の背景】

【質問】

フランス人の英語の訛りが聞き取れない

【質問の背景】

【質問】

英語のオーバーラッピングのやり方は？どんな効果があるのか。

海外ドラマを見ても英語が聞き取れるようにならない

英語リスニングの勉強におすすめの音源は何？

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